動物が人間の言語を習得するのは難しいとされていますが、これまでに行われてきた動物に言語を教える試みのいくつかを紹介します。
まずは、ヒヒが英単語の文字列を記憶できると言う話。英語の単語と無意味なアルファベットの文字列を区別する訓練をしたところ、英単語を覚えていて8割近い確率で英単語と無意味文字列を区別できるようになったとのこと。残念ながら、単語の意味まではわかってはいないです。
以下のブログの記事にその実験の概要がまとめられています。
「サルの文字を認識する能力」
英語ですが、この実験の内容を説明する動画もあります:
“Monkey see, monkey read”
こちらは犬の話。ボーダーコリーにおもちゃを名前で区別するように訓練したところ、1,022個の名前を覚えたとのこと。
“Smartest dog ever can pick out 1,022 toys by name” (英語)
ニュースになっているだけあって、まあたいしたものではありますが、個人的には、よくできた「芸」の領域を大きくは越えていないような気がします。人間と動物の間の言語による意思疎通にはまだまだ長い道のりがありそうですね。