大学院進学者のキャリア問題についての講演

大学院進学者のキャリアの問題についての講演を、社会問題への問題意識を高めるための活動を積極的に展開する団体リディラバの定例会でしてきました。

(講演で使ったスライドはこちら)

聞きに来てくれたのがほとんど学部生で肝心な大学院生がいなかったのは残念でしたが、講演後のディスカッションでは、大学での人材養成、研究と社会還元の関係、そしてそもそも大学が果たすべき役割などにも話題が広がり、なかなか面白い話ができました。

その中で特に印象に残ったのが、大学院生は起業をめざすべきという意見。ちょっと突飛に聞こえるかもしれませんが、僕は大きくうなずきました。起業というと、ビジネスや金儲けの話で学問や研究には関係ないといなされるかもしれませんが、起業とは社会の中にあるニーズや解決すべき課題に応える取り組みです。起業をめざすということは、自分の専門知識や特殊能力を活かして解決すべき社会のニーズや問題を探そうとすることで、その結果として学問的研究や研究能力を社会に還元することを強く意識しつづけるようになります。

言うまでもなく、学問的研究は商品開発や社会的問題の解決に直接応用できるようなものばかりではなく、またそれをめざすべきでもありません。しかし、今どきの大学院では専門化が進みすぎて、自分の研究が、自分の目先の課題や自分の専門分野の関心を越えてどういった意義をもつのか、どのような営みとして位置づけられるのかということを意識する機会がかなり少なくなっているように思います。そうした現状を変える方向性としては、起業をめざすように働きかけることは理にかなっているようにも思います。

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