1. 「人間にとっての言語」の研究
- 人間の認知的・身体的制約の中に形成され、人間同士の伝え合いの中で起こるものとして言語システムを考える
- 研究者以外の人の理解や意識、感動を広げるような成果を生み出す
2. つながる研究・つなげる研究
- 他の研究や社会的関心とつながる広い視野を持った研究を広げる
- そうした「つながる研究」がより生まれやすい研究環境、コミュニティーを作る工夫をする
3. 「負ける」研究
- 言語現象を、実際に使われる現場、それを取り囲む制約の中で、捉える
- フィールド調査を通して、コミュニケーションの場での使われ方を観察し、その観察を基に言語システムの性質を考える
- 理論的な志向や枠組みに言語事実を押し込めるのではなく、実際に観察された事実をもとに言語を捉える