ミツバチは餌を見つけて巣に戻ったときに、良質な餌場の位置を尻を振りながらのダンスによって他のミツバチに伝達します。そのダンスでは、餌場の位置の方向と距離をダンスの歩行角度と尻振り歩行の長さという別の要素に置き換えて(記号化して)伝達しています。こうした伝達は、情報を別の表現形に置き換えて体系的に伝達するという意味において、人間の言語と重要な基本性質を共有していると言えます。
ミツバチのダンスによるコミュニケーションについてのリソースを紹介します:
ミツバチのコミュニケーションの研究は、ノーベル賞受賞者でもあるフォン・フリッシュ(Karl von Frisch)が様々な実験を通して切り拓きました。
ミツバチがダンスによって餌のありかを伝える方法を説明する動画。実際のミツバチを使った実験を通してわかりやすく説明しています。おもしろいですよ!
気になる科学コラムサイト「ハチの距離感覚と「8の字ダンス」」のページ
~ミツバチの8の字で伝達される情報の一つが巣から餌場への距離。しかし、ミツバチはどうやってこの距離を測っているのか?言われてみると不思議ですよね。なんとその不思議を解き明かすために実験がされているんです。このページではその実験結果からミツバチの距離感覚について説明がされています。